子育て中のパパやママなら、誰しもが
☑子どもやパートナーに言いすぎちゃったなー
☑イライラしていて八つ当たりしてしまった!
という経験があるのではないでしょうか?
はい、私はとってもよくあります。
前回の記事でも書きましたが、
子どもに対して
見逃していい怒りやイライラがとっても多いのでは?
と気づいた私。
でも、
「怒らないようにしよう」
「良いところだけを認めてほめよう」
と思ったところで。
とわからずにいました。
こういうのって、
精神論というか
フワッとしていて
根拠や裏付けがない。
「子育てがつらい」
というママに
「大変なのは今だけよ〜」
という声かけと同じくらい
フワッとしています。
「その〝今”をどうにかしたいんだよー!」
っていうね。
・
どうにかしたい!
そう思って出会った、
安藤俊介さんが書いた
アンガーマネジメントの本が
とっても良かったので、
みなさんにもご紹介します。
▽読んだ本はこの2冊。
自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック(安藤俊介のアンガーマネジメント入門) [ 安藤 俊介 ]
もう怒りで失敗しない! アンガーマネジメント見るだけノート [ 安藤 俊介 ]
怒りとは?
怒りをコントロールするには?
怒りっぽい自分が本当に変われるの?
そんな疑問と解決方法が
具体的に示されています。
アンガーマネジメントとは?
まずは
アンガーマネジメント?聞き慣れないな、という方のために。
アンガーマネジメントとは
1970年代にアメリカで開発された
怒りと上手に付き合うための心理トレーニングです。
「怒りの感情で後悔しなくなる」
ことを目的としています。
スポーツ選手が
メンタルトレーニングとして
取り組んでいることでも知られてますよね。
私のように
「あー怒りすぎちゃった。」
とか、
逆に
「理不尽に扱われて、腹が立つのに何も言えなくて悔しい」
といった
怒れないことで生まれる後悔や悩みも解決できます。
怒りの性質を知ろう
チコちゃんのように
「ねぇねぇ、おかむらー。
〝怒り”ってどういうこと?」
と聞かれたら
あなたは明確に答えることができますか?
知っているようで、
意外としっかり分からない。
そんな怒りのメカニズムや性質にも
具体的に示されていましたよ〜
ズバリ、
怒りとは
身を守るための防衛感情です。
身の危険や、
傷つけられたくない心を守るための
本能的な防衛システムなのです。
だから
あおり運転をしてきた相手に腹が立ったり、
人に裏切られた時には
激しい怒りを感じるのですね〜
中でも
心の防衛システムとして強く機能しているのが、
「〜べき」という
自分だけの「べき領域」。
この領域を侵されると、
人は激しく
防衛感情としての
「怒り」を発動するわけです。
怒り=負の感情 というイメージを抱きがちですが、
自分を守る といういい側面も持っているのです。
そして
怒りには以下の5つの性質があることもわかっています。
- 周囲に伝染する
- 力関係が強い人→弱い人に流れる
- 身近な対象ほど強くなる
- 矛先を固定できない
- モチベーションにもなる
怒っている人と一緒にいると
こっちまでムカムカしてきたり、
上司が部下に激しく怒鳴ったり、
親が子どもに対して支配的になったり、
怒っていると
つい八つ当たりしちゃうのも
この性質があるからです。
さらに、
この怒りの感情には
ネガティブな要素だけではなく、
「くっそ〜!見返してやる〜!!」
的な
モチベーションアップにもなるとのこと。
怒りについて分かってきた気がする。
怒りの感情をコントロールしよう(クスリ)

著者の安藤俊介さんは
怒りを花粉症に例えていました。
花粉症の人が花粉症を治すには、
アレルギーとなる原因を取り除いたり、
食事を変えたりして、
体質改善をしなければいけません。
でも
体質改善には長い時間を要します。
だから、
大抵の人は病院に行くと
すぐに効果の期待できる
クスリをもらうわけです。
怒りにも
すぐに効果の期待できるクスリと、
長く時間はかかるけども、
根本的な解決となる体質改善の
2つの対処法があるというのです。
本に書かれていた即効性のあるクスリとは、
怒りの感情が湧いてから、
理性を取り戻すための6秒を、
どうやり過ごすか。
というものです。
これは
皆さんも一度は聞いたことがあるのでは?
怒りそうになったら、
6秒間我慢する!
といったものです。
やり過ごすためのスキルが
クスリになるわけですが、
それを全部具体的に書いていると
膨大な量になっちゃうので
私がメモったノートをちらっと。

要は
怒りの感情を別のところにそらすことが大事
ということです。
一旦怒りの感情をそらして、
客観視するというスキルです。
たとえば、以下のように。
・スケールテクニック 怒りの感情を10段階評価のうち、何点かを考えて客観視する
・コーピングマントラ 切り抜けるための言葉を唱える(フレーズは自分で決める)
・実況中継メソッド 自分や相手の行動に着目し、客観的な目線で見る
私がOL時代
ものすごく腹の立つ上司がいたときは、
同期や友達にネタとして面白おかしく話してやろうと思って
上司のしぐさや
言ってることをコピーしようと
一生懸命セリフを覚えたり
行動を注視していました!笑
これは実況中継メソッドの応用だったのですね。
この知識やスキルを知っているだけで
あなたの怒りのコントロールの仕方が
少し変わるかもしれません。
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長くなってしまったので、
次回に続きます。