日本のサッカーワールドカップが終わってしまいましたが。
みなさん観てましたか?
素晴らしい試合でしたよね。
一人ひとりの「勝つんだ!」という熱い気持ちや情熱が
ひしひしと伝わってくる熱いプレーにたっくさん感動しました。
ベスト16にとどまったものの
その内容は今までのワールドカップよりも
技術的にもメンタル的にも大きく成長し
世界と対等に戦える誇らしい日本人!という新しい景色だったと私は思います。
ありがとう!日本代表!!

さて、ワールドカップを応援していいると目にする
日本代表選手のコメント。
「やはり大きい試合になればなるほど、今までの試合を振り返っても気持ちが高まるタイプ。ヒーローになれる舞台が整っている方が自分としては存分にプレーできるというか、全てをぶつけられる性格かなと思う。そういう意味では舞台は整っているのかなと思う」
By スペイン戦前日の浅野拓磨
「コスタリカに負けて敗退したわけじゃない。ここでスペインを倒して上がれば、さらに盛り上がると思う。そういう意味ではポジティブにとらえている。引き分けでは決まらないので、勝つ気でやりたい」
By コスタリカ戦後の板倉滉
「1次リーグを突破して、またどでかい声でブラボー言ったるからな」
By スペイン戦二日前の長友佑都
コスタリカ戦での敗北を最高のステージと称し、
格上のスペインに勝利して盛り上がっちゃうことを予祝するメイクドラマ。
この精神の強さがすごいですよね~
これを聞いて
「この人たち、予祝してるわ・・・」
と感動したので。
意外と知られていない
日本の「予祝」という文化についてお話したいと思います。

昔から日本で行われてきた「予祝」とは?
「予め(あらかじめ)祝う」と書いて「よしゅく」と読みます。
もっと身近な言葉でいうところの
「前祝い」と同じ意味です。
私はこの言葉を
大嶋啓介さんの講演会で知りました。

このお話で
「人生がうまくいく人といかない人の違いは何か」という問いに
「自分は夢を叶えることができる!」と思い込めるかどうか
と答えているのですが。
実はこの考え方が予祝に通じてくるのです。
先に喜び、先に祝うことで、
祝福を予定するのです。
講演後に大嶋さんの書籍販売がありまして。
そこで買った本がこちらです。

この本の中身に沿ってお話していきますね。
なぜ日本人はお花見をするのか?
古代日本人の一番の願いは、稲がたわわに実り、お米がしっかりとれることでした。
その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのが、お花見だというのです。
春に満開に咲く「桜」を、秋の「稲」の実りに見立てて、仲間とワイワイ酒を飲みながら先に喜び、
お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたのです。
夏に行われる「盆踊り」も同様です。
秋の豊作を喜ぶ前祝いダンスが由来です。
先に祝福してしまう。
するとその夢は現実化しやすいのです。
著名な偉人達もみんな予祝をやっていた!?
「未来」を変える方法とは、「いまの心の状態」を変えることです。
これが予祝」の本質です。
有名人たちも無意識に、この予祝を実践しています。
たとえば
フィギュアスケートの羽生結弦さん。
2014年のソチオリンピックに向かう飛行機のなかで、羽生結弦さんは泣いていたそうです。
イメージのなかで、最高の演技をした感動で泣いていたのです。
行きの飛行機で、すでにイメージの中で金メダルを獲り、先に喜んでいたものだから、
実際に金メダルを獲った時のコメントの中にこんな発言があります。
「飛行機の中でイメージしすぎて、飛行機のほうが感動しちゃいました。」
実際の喜びよりも、イメージのなかでのほうが、もっと喜んでいるのです。笑
そのほか
「メイク・ミラクル」「メイク・ドラマ」という和製英語を作った
野球の長嶋茂雄さんのや
全く売れていなかった武田鉄矢さんや
甲子園の選手たちの予祝話がたくさん本では紹介されているのですが。
予祝のポイントはなにを言うかではなく、
未来に待っている喜びを想像し、先に味わうことにあります。
喜びあふれる場には、最高のインスピレーションが降りてくるのです。
似たものが引き合うように、
「いい気分」は「いい未来」を引き寄せるのです。
「人は“欲しいもの”を引き寄せるのではなく、“自分と同じもの”を引き寄せる。」
ウエイン・w・ダイアー博士『ザ・シフト』
「宇宙のすべてが磁石であり、あなたの思考や感情も含めて全てのものが
周波数を持っています。」
ロンダ・バーン『ザ・シークレット』
なぜ、予祝で夢が叶ってしまうのか?
それは
未来に夢が叶ったときと同じ喜びをいまの時点で感じることで、
現在の気持ちが夢が叶ったときと同じ周波数になるから。
だから、その夢を引き寄せることができるのです。
これぞ「引き寄せ」の原理!!
ピンチはチャンス。すべての問題は、さらに飛躍するために起きている。
ピンチは飛躍のチャンス。
これはサッカーワールドカップの選手たちが示してくれていますよね。
ドイツ戦に奇跡的に勝ったものの、
その後ドイツよりも格下のコスタリカ戦に敗北・・
「こんなはずじゃなかった。。」
と落ち込むのではなく、
「ここで負けたほうが、この後スペインに勝ったら盛り上がるじゃん!
ヒーローになれるじゃん!」
という喜びのイメージをしていた日本代表の選手。
これが問題解決型の予祝です。
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人間関係のトラブル、病気、お金の問題など、
悩んでいるときも予祝は使えるのです!
どんなピンチでも面白がれる見方があるんです。
どんな状況でも面白がれる見方があるんです。
「悩み」(問題)というコインの裏側は、いつだって「望み」(チャンス)なのです。

ほんとうの「望み」が裏に隠れているから、人は悩むんです。
問題が起きたことが問題なのではなく、
問題をどう考えるかが本当の問題です。
問題の先に、チャンスを見出す。
それこそ喜びの先取り、予祝です。
道を阻むすべての「壁」は、
ワクワクした瞬間に、
あなたを新しい時空へ導く「扉」となるのです。
引き寄せの法則、結果が出る人・出ない人
そうは言っても
「引き寄せの法則」ってよくきくけど結果が出る人と出ない人がいますよね?
この違いってなんなのでしょうか?
それは
自分を好きかどうか、
自分を受け入れているかどうか、
だそうです。
自分を嫌っているということは
「自分の心の状態」がマイナスなわけですから、
どんなメソッドや行動を取り入れても
未来がなかなかプラスに反転しないのだそうです。
また、「やりたい」ではなく
「やらなければいけない」と嫌々やっているときも
こころの状態はマイナスですから、奇跡は起きにくいわけです。
自己肯定感を高めるとっておきの方法、【まなゆい】メソッド
そこで
自分の心をプラスに持っていく方法というのがあります。
それが
ありのままの自分にOKを出す言霊メソッド
【まなゆい】です。
小玉泰子さんという方が提唱したこの方法を紹介しますね。
「受けいれ」「認め」「許し」「愛しています」という4つの言葉で
ありのままの自分を受容します。
「まなゆい」は
いまあることを受け入れる、いわば母性(大地)のエネルギー。
予祝は
こうありたいと願い、そこに邁進する父性(天)のエネルギー。
心の闇ときちんと丁寧に向き合い、自分の心を晴らして、
そのうえで予祝をしていくと
天と地が結ばれてとてもバランスがいいのです。
「まなゆい」のやり方はとてもシンプルです。
なにか嫌な気持ちになったとき
「~と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています。」
とくっつけるだけです。
たとえばこんな風です。
例1)私は「片付けができない自分って情けない」と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、
愛しています。
例2)私は「満員電車はイヤだ」と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています。
どんな自分でもOKだよって認めてあげるのです。
本気で受け入れなくてもいいんです。
言葉には言霊が宿っているので、
このフレーズをただ言っているうちに
次第に心も変化していくからです。
こうやって自分の心がスッキリするまで
4つの言葉で全肯定していくと、
自分の気持ちが受け入れられたことに対し
「癒し」が起こります。
こうして自分の心の嫌な気持ちが浄化され、
自己肯定感が高まるのだそうです。
わたしはどうしても丁寧な言い方が気恥ずかしいので、
「こんな自分だけど、まぁいいよね!
完璧になんて誰だってできないし!人間らしくていいじゃん♪かわいいじゃん♪」
と言っています。笑
感謝こそ奇跡の扉
心の状態がウキウキ、ワクワクになっていたら
ものごとはうまくいき始めます。
そして極めつきは、感謝があふれた時です。
そうなると、奇跡が頻発します。
感謝の気持ちは「心」がマックスにプラスになっている状態なので
最高の結果が出るんです。
感謝があふれやすい環境も、、作れます。笑
それは、なんのためにそれをするのか、
という「動機」をしっかり見つめてみることです。
「誰を喜ばせたくて、その願いを叶えたいのか」。
なにを目指すかが「夢」だとするなら
なんのためにそれをするのかが「志」です。
志が定まると、「動機」が愛に根を張り、感謝があふれやすい状態になります。
自分のためにだけでは全力を尽くしても100しか出ない力が、
誰かを喜ばせたいとき、
私たちは200,300,1000,10000と
無限に力が湧き上がるのです。
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サッカーワールドカップの監督や選手もたくさんの感謝の気持ちを言葉にしていますよね。
今まで一緒に頑張ってきたスタッフや
応援してくれるサポーターに感謝する。
日本をサッカーで盛り上げたい。
サッカー選手を夢見る若者たちに勇気を与えたい。
こういった
感謝や誰かを思う気持ちが
奇跡的勝利に結びつき、
その姿をみて
我々は心から感動し、勇気をもらうのでしょうね。
「心」×「行動」=「あなたの未来」 大事なのは心!
最高の未来を叶えるための法則があります。
「心」×「行動」=「あなたの未来」
というのはみなさんなんとなく理解できると思いますが、
大事なのは
どんな心で行動するかです。

「喜び(予祝)」と「自己受容」と「感謝」。
この3つのサイクルが循環してくると
もう最高の状態です!
その心で行動していくと、最高の未来(結果)が訪れます。
どんなことも感謝しながら楽しむ!
逆境もトラブルも
自分に与えられた試練だと思って
楽しんで解決するんです。
これが予祝の本髄であり、
日本人が何千年と続けてきた精神文化です。
最後に日本神話の話をさせてください。
日本神話も「面白がる」ことから始まった
日本最古の歴史書『古事記』のなかの岩戸隠れの神話。
スサノオという神様がやんちゃして、太陽の神様アマテラスオオカミが岩の洞穴に
引きこもってしまい、この世界は闇に覆われてしまったという物語です。
このとき、すねてしまったアマテラスは何をやっても出てきてくれない。
そこで困った神様たちはなにをやったのかというと。。
なんと、岩戸の前で楽しく踊り、お祭りをしたのです。
すると、その楽しそうな笑い声につられて
絶対に出てこなかったアマテラスが岩戸から顔を出したのです。
その瞬間、みんなの顔(面)がいっせいに光で白くなりました。
それが「面白い」という言葉の語源になり、
そのとき神々が手(た)を伸ばして(のし)、喜びを表現しました。
それが「たのしい」の語源になったとか。
光が閉ざされ世界が闇夜になったとき、
日本人は踊り、楽しみ、喜びのなかで
この世界に光を取り戻したのです。
どんな状況であろうと、わたしたちの義務は
面白がることなんです。
それが日本神話が教えてくれる真理です。
予祝の本質、それは面白がることだと、
神様たちが示して伝えてくれているんですね~。
さいごに。
日本に伝わる「予祝」という考え方。
素晴らしいですよね~
「そんなポジティブになんか生きられないよ!」
と思う方もいるかもしれません。
でも知ってましたか?
私たちのご先祖様は、
江戸時代や明治時代にまでさかのぼれば
ほんとに明るく愉快で、笑いの絶えない日本人だったんですよ。
鎖国から開国の流れにあたり、
多くの外国人が日本に訪れました。
そこで、海外の人たちからこのように評されています。
日本人ほど愉快になりやすい人種はほとんどあるまい。
良いにせよ悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。
そして子どものように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである。
リンダウ(スイス通商調査団)
この民族は笑い上戸で心の底まで陽気である。
ボーヴォワール
誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌の良さがありありと現れていて、その場所の雰囲気にぴったりと融け合う。彼らは何か目新しく素敵な眺めに出会うか、森や野原で物珍しい物を見つけてじっと感心して眺めている以外は、絶えず喋り続け、笑いこけている。
1886年のタイムズ紙
日本は貧しい。しかし、高貴だ。
世界でどうしても生き残ってほしい民族をあげるとしたら、それは日本人だ。
ポール・クロデール(フランスの詩人)
このころの日本はとても貧しかった時代です。
それでも海外の人々は、
日本人はいつも笑いこけていて、日本人ほど愉快になりやすい人種はいないと、
口々に評してくれているのです。
私たち日本人は、もともとは生きていることを、
たとえそれがどんなに貧しくても
喜び、面白がれる達人だったのです。
・
私はこの事実を知った時に
衝撃を受けました。
今の自分や、日本人からは考えられなかったからです。
ペリーの黒船が来航した時も、
好奇心から
港では民衆がごった返り、
次々にいろんな質問をして
老若男女問わず、おおいに盛り上がっていたようですよ。
学校で習った黒船来航のイメージ(恐怖)とはかなり違って驚きました。笑
そして、
自分の中の何かがくすぶったように感じました。
日本人の魂を思い出さなきゃいけない、と強く思いました。
縄文時代から考えれば3万年ほど続いた
わたしたち日本人の歴史の中で
江戸時代なんてたった150年前です。
特に日本人の精神文化が破壊され始めたのは
戦後ですから、
たった77年前ですよ。
現代の日本人でも
目覚めれば、いつだって愉快で明るい日本人に戻れると
私は信じています。
若者の多くが自殺という道を選んでしまう
現在の日本。
不穏なニュースがそこかしこに溢れていますが
これは日本のピンチだと自覚して
そのピンチをチャンスに変えて
明るい日本の未来を予祝しましょうよ!!
ぜーーったい日本は今よりもっともっと良くなるって
私にはそう思えてなりません。笑
めちゃめちゃ私見ですが。
日本の明るい未来を予祝するには
真実の歴史を学び
神社に感謝と祈りの気持ちをもって参拝して
日本語(言霊)を大切にすること。
こういう人たちが増えれば
日本の将来、ぜったい変わります!笑
少なくとも私はこれで心の状態ががらりと変わりました。
喜びと感謝の気持ちが
本当に溢れてくるんですよ!
そしてそういう日本人が増えれば増えるほど
日本の未来も最高なものになります。
と断言します!笑
・
・
ワールドカップの話に戻りまして。
日本代表の綺麗なロッカールームや
サポーターが後始末をする様子、
森保監督のお辞儀する姿が
世界では話題になっていますが、
これが日本人として当たり前の姿です。
みんなで日本人の魂を思い出しましょうよ。
サッカー日本代表が示してくれた感動や新しい景色は
始まりにしかすぎませんよ~。
これからみんな
日本人としての誇りを取り戻すんです。
そんで国をあげて予祝をして
今度はワールドカップ優勝に導いてあげましょうよ!!笑
サッカーだけじゃなく
あらゆる分野で日本が活躍し、尊敬される時代が
絶対にやってきます。
そこでおごり高ぶったり、他を見下す、なんてことは
絶対にしちゃあいけない。
日本人には「八紘一宇」という
「世界中みんなが一つ屋根の下で仲良く暮らしましょうよ」という
素晴らしい理念があるのだから。
日本だけではなく、
いろんな国が自分の文化や民族に誇りをもち、
笑顔あふれる国になって輝きだしたら素晴らしいなと思いませんか?
・
さぁ。
とっても長くなってしまった今回の記事ですが、
もしも最後まで読んでくださった方がいたら
本当にありがとうございます!!
熱くなってしまいますが
そろそろ終わらせます。笑
それでは、また☆